だいぶ世の中騒がしくなってきた今日この頃。

ひさびさに国内ファンダのお整理しときましょうか。


まずは物価。

資源高による影響は説明するに及ばす。

特に国内企業物価指数はうなぎ昇り。。。

全国消費者物価指数も今年度に入り前年比1パーセント以上の上昇月多数。。。


一方でまずは機械受注 。ここまでさほど大きな落ち込みは見せていない。

業種別で言えば紙・パルプ、石油製品工業が厳しいかなといった印象。

その他は「↓」とまでは言い切れないか。。設備投資はなんとか踏ん張ってる。

金利政策どこまで我慢できるかにもかかってくるか。。。


本年度に入り所定外労働時間は減少傾向。

有効求人倍率も下落。。。



倒産件数はここまでさほどではないもののやはり増えてはいるみたい。。

帝国データバンク見てみたらプロピアも民事再生 してたんですね。。。

アデランスも大揺れみたいだしなかなかこの業界も厳しいようですなぁ。。。



この資源高は資源を有していない国から資源を有している国へと所得移転を激しく進行させている。

住宅バブル崩壊のリスクも無視できないがこの資源高が及ぼしているダメージは

はかりしれない。。。


前回の石油ショックの頃と今の状況の違いは超低金利下にあること。

その意味では金利政策の舵とりあやまらなければそこそこ

踏ん張れる状況なのかもしれない。。。

実際一部の業種を除けば貸し渋りの兆候も感じられない。

むしろ優良企業が外需獲得にばかり目が行ってしまうので

優良地銀等は貸出先探しに困っている印象すらw


意外としぶといかもしんないぞww



TAXI - LEO今井



PCの調子が悪くて感想遅れましたが・・・


ただ一言。


暗い・・・


以上です。。。


少なくともあんな状況まで逝ってしまった企業が倒産するのは

会計士のせいではないからあそこまで気にする必要はない^^;


(7/5追記)

だんだんおもしろくなってきたじゃねーかw


先日のウィング・パートナーズのアーティストハウス監査人辞任は意外でしたが、

よくよく考えてみれば"最後の駆け込み寺"と見られているウィング・パートナーズは

交渉力のある監査法人として見る事も可能なんでしょうね。

監査ビジネスとしては、へたなIPOに力を入れているよりも

他からこぼれてきたところを拾っていたほうがリターンとリスクのバランスはとれているのかも

知れません。。。


もっともそれは厳格な監査を実施する能力があって初めて成立する話ではありますw


特に四大監査法人から始まった公認会計士・監査審査会による

品質管理レビューに基づく是正勧告。

これが効いてきてるようですww


是正出来ないときは"お取り潰し"="業務停止"のカードをちらつかせられていますので

各法人も生き残りのために必死の模様です。


まぁ当たり前っちゃ当たり前の話なんでしょうけれど。。。

日経新聞でのインタビュー領空侵犯での「企業人は武士道より商人道を」に対する

「ちょっとまった領空侵犯(日経ネットプラス」)における議論より~


以下転載


◇小野晋也(武士道協会専務理事、衆院議員)
 武士道精神を企業人に当てはめ、「滅私奉公で上司の言うことに追従するので不祥事がなくならない」という論法だとすれば賛成できない。武士道のすべてを知らずに批判している感がある。

 そもそも、武士道には「諫言(かんげん)」の精神がある。意見して受け入れられなければ腹を切る(今なら、身の処し方は色々あるが)。間違っている上司へのむやみな滅私奉公は武士道から外れている。

 武士道の定義は難しい。現代に武士道を体現できる人はそうはいない。武士道を説ける人も同様だ。メディアも社会も教育現場でも武士道に深く触れることはない。藤原正彦氏が「国家の品格」で書いた武士道も部分的なもの。新渡戸稲造氏の「武士道」も外国人向けの解説書で深い部分について踏み込んでいない。

 あるいは人ごとに定義があるのかもしれない。以前、ある経営者に「武士道を一言で説明してくれ」と問われ、「人が最も輝ける生き方が武士道だ」と答えた。


要するに暴走が止まらない企業には「諫言」できる人がいなかったということにつきる。

中小企業のほとんどがワンマン経営だという事実は確かでも、

その中でしっかりと成長しつづけている企業には「諫言」できる参謀が必ずいる。


■流されがちな生き方が問題
 私はこう考える。武士道には「仁・義・礼・智・信・忠・孝」に代表される人としての理想の教えがある。同時に人にとって最も厳しい現実である「死」を日常に感じていた。明日死ぬかもしれない中でも理想を追う。現代人も「いかに真剣に生きるか」をもっと考えるべきだと思う。

 だが現代人は地に根を張れずにいる。世論に簡単に流される。会社の中では有力な人の言うことに流され、よって立つ所がない。それは人のあるべき姿ではない。

 例えば政治家や教師がなぜ尊敬されなくなったのか。それは、思想が生涯を貫く生き方をしていないからだ。社会とかかわりを持てと教え続けた教師が、定年退職後は隠居生活を楽しんで社会とかかわりを持たなくなる。政治家もポストをもらえばそのポストの立場で発言し、極端な場合は選挙前と後で言うことが違ってくる。だから尊敬されなくなる。

 私も自分自身はどうかと問いかけている。十数年前から、政治家として守るべき7つの条件を挙げて活動している。自ら破ったときは、政治家を退く覚悟でいる。

■どの「道」も真理を求める
 人は生きるための指針を求める。その意味では、武士道も商人道も大きな違いはない。「道」は人間が文明を築く以前から存在する真理だと考えている。

 私が武士道に本格的にかかわるようになったのは、人間学に関する検定制度の創設に携わったときだ。同じ活動をするNPO(非営利組織)法人・武士道協会(塩川正十郎理事長)が立ち上がると聞き、目的が同じならばと協会に合流した。

 現代人は皆、世の中の何かがおかしいと思っている。心の問題が大きいとも感じている。しかし宗教も明確に方向を示せないし、政治家は心の問題に立ち入らないようにしてきた。私は武士道を追い求めることで答えを出せないか考えている。


組織の意思統一を優先させればトップダウンによる意思決定が望ましいことには

異論はない。

問題は情報の現場から離れているトップが必要な情報をどのようにくみ上げて、

的確に状況を把握し、適切な判断を行いえるかということ。

全く問題ございませんと胸を張って言える経営者はよほどの自信家かノーテンキかどちらかだろう。

トップが判断を誤りそうになった時に情報の現場により近い立場にいるものが

諫言すべき場面も必ず出てくる。




~そこで、合戦の道理としてこちらに十分の勝ちめのあるときは、主君が戦ってはならないといっても、

むりにおしきって戦うのが宜しく、(逆に)合戦の道理として勝てないときは、主君がぜひとも戦えと

いっても、戦わないのが宜しい。だから、功名を求めないで(進むべきときに)進み、罪にふれることをも

恐れないで(退くべき時に)退いて、ひたすら人民を大切にしたうえで、主君の利益にも合うという

将軍は、国家の宝である。

~「孫子」 地形篇第十 三より~




日本電産の永守会長が「休みたいなら辞めればいい」という主旨の発言をされたとかされないとかw


実際発言されたのかどうかはわかりませんが経営者の本音ではあるような気がします。


どんなに資金繰りが厳しくても社員への給料だけはなんとか工面して支払っているのに

のほほんとしている社員を見るとイライラする、、、なんていう社長の本音は何度か聞いたこと

ありますしww


ですが、お立場を考えれば公の席でするべき発言ではないでしょうね。

休まないのと休ませないのとでは違う。

休日を返上してでも働きたくなるようなモチベーションを管理するのは

それこそマネジメント層の仕事です。


そのあたり分かっていないかたとも思えませんが

ちと口が滑ってしまったんでしょうな。

発言の自由は思想の自由より範囲が少しせまいらしいw


"企業は人なり"


聞き古したような言葉ですが本質だからこそ聞き古すくらい言われるんでしょうね。

この一年のプロジェクトを振り返って改めて実感。


・優秀な人材を集めりゃいいってもんじゃない

・要所に配置できるかどうかがカギ

・要所の人材には責任とともに権限も与えましょう


おかしな組織は特に2番目が出来てない。

能力が高すぎて管理しきれないから要所につけられないなんてぇのは

そもそも上位管理者の管理能力の問題ww

そんな上位管理者をそのまま放置しておくほうが問題

地位に胡坐をかかずに精進しましょ



I'm yours - Jason Mraz-